本日のマザーズ指数は5日ぶり反発となった。
米中貿易摩擦に対する先行き不透明感が後退した前日の米国株式市場では、主要3指数は揃って4日続伸。
為替市場も前日の日中比で円安方向に振れるなか、本日のマザーズ指数は寄り付き時点でプラス圏でのスタートになった。
寄り付き直後はIPO銘柄へと資金が向かったことなどから、マザーズ指数は一時マイナスに転じる場面もあった。
しかし、時価総額上位銘柄の一角のほか、後述するサンバイオを除くバイオ株が総じて強含むなか、マザーズ指数は引けにかけじりじりと上げ幅を拡大した。
結局、マザーズ指数は引けにかけて5日ぶりの反発となり、売買代金は概算で1404.83億円。
騰落数は、値上がり206銘柄、値下がり86銘柄、変わらず14銘柄となった。
値上がり率上位銘柄では、ホットリンク (T:3680)が15%高になったほか、プロレド (T:7034)やエヌ・ピー・シー (T:6255)、イノベーション (T:3970)も2ケタ上昇に。
プロレドは、19年10月期の大幅増益決算や株式分割発表などが材料視された。
売買代金上位銘柄では、直近IPO銘柄のマクアケ (T:4479)のほか、メルカリ (T:4385)、GNI (T:2160)、そーせい (T:4565)、Amazia (T:4424)、オンコリス (T:4588)が上昇。
一方で、大日本住友製薬 (T:4506)との再生細胞薬「SB623」の共同開発及びライセンス契約解消が引き続き嫌気されたサンバイオ (T:4592)がストップ安比例配分となったほか、スマレジ (T:4431)、エディア (T:3935)、HEROZ (T:4382)、ソレイジア (T:4597)などはさえない。
なお、本日マザーズ市場に上場したフリー (T:4478)の初値は公開価格を25.0%上回る2500円になり、ウィルズ (T:4482)は買い気配のまま初日値付かずであった。