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トヨタ、自動運転技術「レベル4」の初商品化はMaaS車両で

発行済 2019-12-17 18:04
更新済 2019-12-17 18:09
トヨタ、自動運転技術「レベル4」の初商品化はMaaS車両で

[東京 17日 ロイター] - トヨタ自動車 (T:7203)は、車のシステムが運転主体となり限定エリア内で人の運転操作が不要な自動運転技術「レベル4」について、まず移動サービスを提供するMaaS(Mobility as a service)専用車両で商品化し、その後、個人所有の車両で展開する見通しだ。

同社子会社で自動運転のソフトウェア開発を手掛けるトヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント(TRI―AD)のジェームス・カフナー最高経営責任者(CEO)が17日、今年7月に移転した東京・日本橋オフィスの本格稼働イベントで記者団に語った。

カフナーCEOは「『レベル4』を個人所有の車両で達成するにはもっと時間がかかる」との見通しを示し、MaaS車両で初の導入を目指している」と述べた。

トヨタは来年夏、東京・お台場の公道で「レベル4」の技術を搭載した自動運転車の試乗を一般消費者向けに実施することを公表しており、この試乗もMaaS分野を想定したデモとなっている。来年には、高速道路で自動運転できる「レベル2」以上の商品を投入する予定。レベル2の運転主体は人で、人がシステムを常に監督し、事故の際は人が責任を負う。

レベル4では、米ウェイモが昨年12月から緊急時に備えて人を同乗させた上での商用タクシーを開始した。ただ、自動運転を巡っては、米テスラ (O:TSLA)の電気自動車による死亡事故も起きており、多くのメーカーや各国政府が安全性を重視し、慎重に進めている。

自動運転の商品化においては、日本国内では独BMW (DE:BMWG)や日産自動車 (T:7201)が高速道路で手放し走行できるレベル2の車をすでに投入している。

ホンダ (T:7267)も早ければ来夏にも高速道路での渋滞時にシステムが運転する「レベル3」相当の高級車を投入する計画。同社関係者によると、自動運転に対するユーザーの理解が未熟な場合は事故につながりやすいため、発売時期は慎重に見極める。レベル3は限定エリア内でシステムがすべて運転するが、困難な場合は人が運転する。

(白木真紀)

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