日経平均は反落。
17日の米国市場でNYダウは31ドル高と5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。
ただ、やはり前日に年初来高値を更新していた日経平均は本日、42円安と反落してスタート。
その後もじりじりと下げ幅を広げる展開となり、後場には23919.36円(前日比146.76円安)まで下落する場面があった。
高値警戒感から利益確定の売りが出たほか、市場では「年末に向けて海外投資家の資金流入が期待しづらい」「買いの手掛かり材料に乏しい」との見方もあった。
大引けの日経平均は前日比131.69円安の23934.43円となった。
東証1部の売買高は12億7626万株、売買代金は2兆1718億円だった。
業種別では、海運業、医薬品、不動産業が下落率上位だった。
一方、証券、電気・ガス業、情報・通信業など5業種が上昇した。
東証1部の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は24%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)やSUMCO (T:3436)、ファナック (T:6954)が利益確定売りに押され2%超の下落。
第一三共 (T:4568)は前日のR&D(研究開発)説明会がサプライズに乏しいとの見方から5%超下落した。
三菱UFJ (T:8306)やトヨタ自 (T:7203)は小安い。
前日に社長逮捕でストップ安比例配分となったプレサンス (T:3254)は本日、ストップ安水準で売買成立するとやや下げ渋ったが、終値で東証1部下落率トップとなった。
一方、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)は堅調。
出資先の米シェアオフィス大手が新たな信用枠を確保したと報じられた。
画像診断機器事業の売却が報じられた日立 (T:6501)は3%の上昇。
決算が好感されたツルハHD (T:3391)は5%超上昇した。
また、ボルテージ (T:3639)が連日のストップ高となり、業績上方修正のCDS (T:2169)や好決算のアスクル (T:2678)も東証1部上昇率上位に顔を出した。