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DEAR・L Research Memo(6):2020年9月期も東京圏での不動産開発・投資事業を拡大、経常益40億円へ

発行済 2020-01-06 15:16
更新済 2020-01-06 15:21
© Reuters.  DEAR・L Research Memo(6):2020年9月期も東京圏での不動産開発・投資事業を拡大、経常益40億円へ

■今後の見通し1. 2020年9月期の業績目標ディア・ライフ (T:3245)の2020年9月期通期の業績は、経常利益で4,000百万円(前期比17.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で2,700百万円(同14.2%増)を目標とする。

売上高と営業利益に関しては、例年同様に業績目標を公開していない。

売上高の目標を開示していない理由は、リアルエステート事業において物件売却手法が多彩であることにより不確定要素が多いこと、中期経営計画同様、目標指標が売上高ではなく、経常利益としているためである。

中期経営計画2年目もリアルエステート事業を中心に事業を拡大し増益を目指す。

これまでの戦略どおり東京圏にこだわって都市型マンションや収益不動産等の不動産開発・投資事業規模の拡大を継続する。

特に投資を注力するのは、市ヶ谷・飯田橋・神楽坂をはじめとする「職・食・住」の利便性が良好なエリア。

区でいえば新宿区や千代田区などである。

強固な財務基盤に基づく投資余力を積極活用し、物件の仕入れは順調に進捗しており、事業規模で300億円相当(取得契約済、2020年9月期取得分を含めると400億円相当)を確保している。

進行期も東京の不動産の取引環境は一定の過熱感はあるものの良好であり、顧客属性の多様化、同社の企画力などを勘案すれば物件の売買が滞ることは考えにくい。

セールスプロモーション事業では、主力サービス分野の競争力を強化するとともに、アライアンスやM&Aを活用したサービス対応領域の拡大も推進する。

積極的な仕入れにより事業規模400億円分の不動産を確保2. 仕入れと開発プロジェクト同社では、開発プロジェクト用地及び収益不動産の仕入れを積極的に進めている。

その成果として、2019年9月期は前期を上回る事業規模300億円(前期は265億円)の不動産を取得した。

累計では400億円規模の開発プロジェクト用地や収益不動産を確保したことになる。

主な物件は東京23区に集中しており、公約どおり東京圏エリアに絞った厳選した仕入れとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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