[上海 7日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM) (N:GM)は、2019年の中国での自動車販売が前年比15%減の309万台と、2年連続で減少したことを明らかにした。
景気減速で市場全体が縮小したほか、主力の中価格帯のスポーツ用多目的車(SUV)市場で競争が激化した。
2018年の中国販売は365万台、2017年は404万台だった。
2019年第4・四半期は、低価格ブランドの「宝駿」の販売が27.6%減少。一般消費者向けの「シボレー」は20.1%減、「ビュイック」も16.7%減だった。高級車ブランドの「キャデラック」の販売は3.9%増加した。
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GMチャイナのマット・チェン社長は、製品ラインナップの拡充とコスト効率の改善を重視していると表明。「中国事業は、2020年も市場の低迷と現在の逆風が続く予想している」と述べた。
中国自動車工業協会(CAAM)は、景気減速や米中貿易戦争を背景に2020年の国内自動車市場が2%縮小すると予想。市場の縮小は3年連続となる。[nL4N28N0WI]
CAAMによると、2018年の自動車販売は前年比3%減の約2800万台。2019年は前年比8%減となる見通し。