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ハイアス Research Memo(3):住宅・不動産市場に特化したコンサルティング事業を展開

発行済 2020-01-28 15:03
更新済 2020-01-28 15:21
© Reuters.  ハイアス Research Memo(3):住宅・不動産市場に特化したコンサルティング事業を展開
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■事業概要ハイアス・アンド・カンパニー (T:6192)は、地域の中小企業(工務店、不動産仲介業者、建設業者など)を会員組織としてネットワーク化を図り、これらの会員企業に対して、同社の2本柱となるパッケージソリューションを提供するという事業を展開している。

それは、業態転換の必要性を持つ企業には「ビジネスモデルパッケージ」を、経営(事業)におけるプロセスや機能の効率化が必要な企業には「経営効率化パッケージ」をと言うように、それぞれの企業の状況に応じて最適なソリューションを提供するというものである。

同社のパッケージは、IT系ベンダーが提供するパッケージソフトのようなものにとどまらない。

もちろん、同様のサービスをクラウドサービスとしても提供するが、建材などのハードウェアも含んでおり、工法技術や売り方・経営管理手法などのノウハウの提供・教育など、顧客である工務店・不動産仲介業者などが求めるビジネスモデル全体を提供するものである。

さらに、一般消費者向けに、同社連結子会社(株)ansを通じて、住宅購入に必要な情報を提供する住宅購入支援のサービスを行っているほか、(株)K-コンサルティングを通じて不動産相続のコンサルティング事業を行うなど、不動産に関わる情報サービス提供も行っている。

また、直近では、会員企業の一員でもある(株)ウェルハウジングに資本参加し、新規設立の(株)LHアーキテクチャ、SUNRISE(株)とともに建築施工事業にも進出している。

会員企業数は2019年10月末現在で1,440社、住宅・不動産・建設会社、専門工事会社、工務店などである。

同社は不動産市場における上記のような企業及び一般消費者(住宅購入者、リフォーム検討者、土地などの所有者、不動産投資家)を顧客としているが、一般の不動産事業会社のように好不況の波の影響を受けることはあまりない。

顧客である企業・一般消費者は好不況の波によって設備投資や消費購買を調整するが、同社の中核事業はコンサルティング事業であり、むしろ顧客企業・一般消費者からの不況時における相談がビジネスチャンスにつながる場合もある。

また、豊富に取りそろえたパッケージソリューションが企業・一般消費者のそれぞれのライフサイクルに応じたニーズに対応することで、継続的な事業拡大が期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)

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