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ナノキャリア Research Memo(6):転換社債のリファイナンスと新株予約権による資金調達

発行済 2020-02-03 15:06
更新済 2020-02-03 15:21
© Reuters.  ナノキャリア Research Memo(6):転換社債のリファイナンスと新株予約権による資金調達

■業績動向1. 2020年3月期第2四半期業績の概要売上高は、開発マイルストーン収入、化粧品関連売上及びPRP事業にかかる医療機器売上等により293百万円となった。

また、臨床開発が完了したことで研究開発費が減少し、営業損失は683百万円となった。

ナノキャリア (T:4571)が保有していたTocagen株の投資有価証券評価損255百万円が特別損失として計上されたことで営業損失は改善したが、四半期純損失はほぼ期初予算どおりであった。

2. 2020年3月期の業績見通し2020年3月期の売上高は、開発マイルストーン収入、化粧品原料供給収入、化粧品売上、PRP事業にかかる医療機器売上等により581百万円(前期比17.0%増)、営業損失1,520百万円(前期は1,802百万円の損失)、経常損失1,536百万円(同1,774百万円の損失)、当期純損失1,450百万円(同1,808百万円の損失)とする期初計画を据え置いた。

また、研究開発費は1,300百万円(前期比493百万円減少)を見込んでいる。

3. 財務状況と新株予約権発行などについて2020年3月期第2四半期の財務状況を見ると、流動的資産は前期末比1,497百万円増加の8,064百万円となった。

資産は前期末比1,013百万円増加の9,581百万円となった。

そして、リファイナンス及びその後の転換社債型新株予約権付社債の転換により、負債は前期末比2,529百万円減の159百万円となった。

四半期純損失の計上並びに第三者割当増資、新株予約権の行使及び転換社債型新株予約権付社債の転換による株式の発行等により、純資産は前期末比3,542百万円増の9,422百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)

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