[ロンドン 2日 ロイター] - 金融大手ゴールドマン・サックス・グループ (N:GS)は、新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、全ての不要不急の海外出張を延期するよう社員に指示した。即時実施される。ロイターが社内メモを確認した。
ゴールドマンはこれまで、新型ウイルスの流行が深刻なイタリア北部への渡航を制限していたが、今後はイタリア全体も対象となる。
また、これまでに中国本土、韓国、イラン、イタリアに渡航、もしくはこれらの国に渡航歴がある人と接触があった場合、自主的な隔離が義務付けられる。
![](https://i-invdn-com.akamaized.net/trkd-images/LYNXMPEG21261_L.jpg)
シティグループ (N:C)も2日、社員の出張制限を拡大し、追って通知があるまで全ての海外出張を制限すると発表した。
先週末にはアジア諸国とイタリアへの出張を制限するとし、新型ウイルスが流行する国に渡航した社員は2週間在宅勤務するよう促していた。
競合JPモルガン (N:JPM)も先週、全ての不要不急の海外出張を制限している。