[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米銀行大手JPモルガン・チェース (N:JPM)のジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)が5日、大動脈解離のため、心臓の緊急手術を受けた。同行が5日、全従業員あての社内メモを公表する形で明らかにした。
発表によると、ダイモン氏(63)は5日朝に大動脈解離を発症したが、早期の処置によって緊急手術は成功。本人の意識はしっかりしており、順調に回復しているという。
JPモルガンのCEOを10年以上務め、ウォール街の重鎮として知られるダイモン氏は、数年前に咽頭がんの治療を受けている。
同行の取締役会は、ダイモン氏の回復を待つ間、共同最高執行責任者(COO)のダニエル・ピント氏とゴードン・スミス氏に経営の指揮を執るよう要請した。