日経平均は大幅に4日続落。
13日の米国市場でNYダウは1985ドル高となったが、週末に緊急利下げが実施されると株価指数先物が急落。
一方、国内では日銀が金融政策決定会合を本日に前倒しし、週明けの日経平均は思惑買いが先行して155円高からスタートすると、前週末終値を挟み一進一退の展開となった。
日銀が上場投資信託(ETF)買入額を増やすことなどを決め、発表直後には一時17785.76円(前週末比354.71円)まで上昇したが、その後内容への失望感などから16914.45円(同516.60円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比429.01円安の17002.04円となった。
終値ベースの昨年来安値を付けた。
東証1部の売買高は23億4569万株、売買代金は3兆3191億円だった。
業種別では、ゴム製品、電気機器、輸送用機器が下落率上位だった。
一方、空運業、証券、水産・農林業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の51%、対して値上がり銘柄は47%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)が2~3%の下落となり、ファーストリテ (T:9983)や任天堂 (T:7974)もさえない。
資生堂 (T:4911)とリクルートHD (T:6098)は5%前後の下落で、軟調ぶりが目立った。
また、前週人気だったクラボウ (T:3106)は短期的な過熱感から一転売りがかさみ、前田道 (T:1883)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、KDDI (T:9433)が3%を超える上昇となり、OLC (T:4661)も堅調。
三井住友 (T:8316)やみずほ (T:8411)は小幅高となった。
自社株買いや株主優待の実施を発表したヤーマン (T:6630)、テレワーク関連として注目されるブイキューブ (T:3681)などはストップ高水準で取引を終えた。