日経平均は大幅に3日続落。
31日の米国市場でNYダウは反落し、410ドル安となった。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、エコノミストが4-6月期国内総生産(GDP)について悲観的な見通しを相次ぎ示した。
本日の日経平均も230円安からスタートしたが、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待から前場やや下げ渋る場面もあった。
しかし、後場に入ると米株価指数先物の下落や東京のロックダウン(都市封鎖)への警戒感から急速に軟化し、引けにかけて一時17871.62円(前日比1045.39円安)まで下落した。
大引けの日経平均は前日比851.60円安の18065.41円となった。
東証1部の売買高は16億6142万株、売買代金は2兆7205億円だった。
業種別では、全33業種がマイナスとなり、空運業、サービス業、ガラス・土石製品、ゴム製品、証券が下落率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の95%、対して値上がり銘柄は5%となった。
個別では、日経平均への寄与が大きいファーストリテ (T:9983)が5%下落したほか、雇用悪化懸念が広がったリクルートHD (T:6098)は8%超の下落となった。
その他売買代金上位もソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)など全般軟調。
新型コロナウイルス治療に期待のかかる富士フイルム (T:4901)は4日ぶりに小幅反落した。
一時帰休実施が伝わったANA (T:9202)や無配転落を発表した板硝子 (T:5202)は急落。
また、オルトプラス (T:3672)はストップ安水準で本日の取引を終えた。
一方、売買代金上位では任天堂 (T:7974)や三井不 (T:8801)が逆行高。
自社株買い実施を発表したラウンドワン (T:4680)は急伸した。
また、テレワーク関連として注目されるブイキューブ (T:3681)が前日以上の賑わいを見せ、東証1部上昇率トップとなった。