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フリービット Research Memo(2):2020年4月期通期は売上高550億円、営業利益24億円に下方修正

発行済 2020-04-16 15:12
更新済 2020-04-16 15:21
© Reuters.  フリービット Research Memo(2):2020年4月期通期は売上高550億円、営業利益24億円に下方修正

■今後の見通し1. 2020年4月期通期の業績見通しフリービット (T:3843)の2020年4月期通期の連結業績は、売上高が前期比9.2%増の55,000百万円、営業利益が同19.5%減の2,400百万円、経常利益が同10.5%減の2,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.2%増の400百万円と、新型コロナウイルス等の影響で下方修正されたものの、7期連続の増収と当期純利益の大幅増の見通しである。

売上高に関しては、事業転換や先行投資事業の利益貢献に想定以上の時間を要していることや新型コロナウイルスの影響により、2,000百万円下方修正された。

具体的には、ヘルステック事業におけるGoogleのアルゴリズム変更の影響等による予約サービス売上高の計画未達、インフラテック事業における、不採算事業の連結外への切り離しや通信回線事業の競争激化に伴う売上減少、エドテック事業におけるデジタル領域への事業転換の遅延と新型コロナウイルスの拡大による企業向け研修事業の受注数急減が主な要因である。

売上高修正予想に対する第3四半期進捗率は72.8%(前年同期は67.7%)であり、前期よりも進捗率は高い。

営業利益に関しては、1,600百万円下方修正された。

売上高の減収要因による減益のほか、アドテク事業の既存事業効率化によるコスト削減効果の遅れなどが影響した。

営業利益の第3四半期進捗率は49.9%(前年同期は54.6%)。

不動産テック事業の好調持続、アドテク事業の効率化効果の顕在化、成長力のあるヘルステック事業の利益貢献などが計画達成へのカギになりそうだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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