[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;20304.16;+532.97TOPIX;1472.13;+22.98[後場寄り付き概況] 後場の日経平均は前日比532.97円高の20304.16円と前引けから上げ幅を拡大して取引を開始した。
ランチタイム中の225先物は20250円-20300円の狭いレンジで推移。
アジア市場も堅調で、中国上海総合指数は1%を超える上昇となっている。
なお、本日午前に中国国家統計局が発表した製造業PMI(購買担当者景況感指数)は50.8(前回52.0)と市場予想の中央値をやや下回ったとはいえ、好不況の節目である50を上回った。
また、非製造業PMIについては53.2と前回の52.3を上回った。
米株高によるところが大きいともいえるが、こうした背景もあり、中国市場は強含み、この流れも追い風に、後場の日経平均は前引けより上げ幅を拡げて再び20300円台に乗せてきた。
その後も上げ幅を拡げる動きをみせている。
業種別では、ほぼ全面高商状となり、海運業を筆頭に鉄鋼、鉱業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、石油・石炭製品など景気敏感株の値上がりが目立った。
一方、電気・ガス業、その他製品、食料品、情報・通信業などがマイナスとなっている。
東証1部の売買代金上位では、第3四半期が大幅増益で受注高の上方修正もあったレーザーテック (T:6920)が2ケタ台の大幅高を演じているほか、日経平均構成銘柄のファーストリテ (T:9983)、ソフトバンクG (T:9984)が上昇。
また、ソニー (T:6758)、東エレク (T:8035)、ファナック (T:6954)、村田製 (T:6981)、日本電産 (T:6594)といったハイテク株や機械株も大幅高で推移している。
その他では、小幅な増益ながらも堅調な業績内容が評価された信越化も上伸。
他方、臨時休園の影響で1-3月期が42億円の赤字となったOLC (T:4661)は大きく下落している。