■CAICA (T:2315)のセグメント別の業績動向HRテクノジー事業を手掛ける子会社クシムの一部株式の売却を4月22日に発表した。
売却株数は約100万株となる見通しで、株式市場での時価(4月末1035円)を考慮すると10億円程度の現金を得る見通しである。
売却により出資比率は15%まで下がり、持分法適用会社となる。
クシムは企業向けにeラーニングシステムなどを提供し、これまでにみずほ銀行、日本オラクル、日立情報システムズなどに納入実績がある。
eラーニングシステムは企業の研修などで利用され、新型コロナの影響で多数の社員を一つの部屋に集めて講義を聴かせることが難しい状況で、需要は大きく拡大していくことが期待される。
子会社から外れたことで、連結業績に直接的に同社業績を取り込むことはできなくなったが、今後は持分法利益を通して業績への貢献が期待される。
(執筆:フィスコアナリスト)