[ロンドン 1日 ロイター] - 調査会社コーリションによると、大手投資銀行12行は第1・四半期、原油を中心にコモディティ(商品)市況の大幅変動により収益を上げた。
第1・四半期の12行のコモディティ関連の取引やデリバティブの販売などによる収入は約15億ドルで、前年同期の約12億ドルから増加した。
石油関連の収入は前年同期からほぼ倍増し、約7億ドルだった。一方、貴金属関連の収入は1億ドルを割り込み、前年同期の約2億5000万ドルから大幅に減少した。
12行のコモディティ関連の収入は、金融危機以降の10年、規制強化などの影響で減少していたが、2018年と19年は増加した。
12行は、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ (N:BAC)、バークレイズ (L:BARC)、BNPパリバ (PA:BNPP)、シティグループ (N:C)、クレディスイス (S:CSGN)、ドイツ銀行 (DE:DBKGn)、ゴールドマン・サックス (N:GS)、HSBC (L:HSBA)、JPモルガン (N:JPM)、モルガン・スタンレー (N:MS)、ソシエテ・ジェネラル (PA:SOGN)、UBS (S:UBSG)。