[パリ 3日 ロイター] - 仏自動車メーカーのルノー (PA:RENA)は3日、50億ユーロ(56億ドル)規模の政府保証融資制度で仏政府と合意したと明らかにした。
この制度では、BNPパリバ (PA:BNPP)、クレディ・アグリコル (PA:CAGR)、HSBC (L:HSBA)の仏法人、ナティクシス (PA:CNAT)、ソシエテ・ジェネラル(ソジェン) (PA:SOGN)がルノーに融資し、仏政府が融資額の最大90%を保証する。
自動車業界は新型コロナウイルスの流行で打撃を受けている。
ルノーは今回の融資について、資金ニーズを満たす上で助けになるとの声明を発表した。
同社は先週、世界全体で約1万5000人を削減する計画を発表。うち4600人はフランス国内で削減するが、希望退職などの制度を活用するとしている。
人員削減の発表を受けて、フランス北部モーブージュなどの一部の工場では週末に抗議活動が起きたが、ルノーのスナール会長はモーブージュ工場は閉鎖されないと述べた。