[北京 10日 ロイター] - 自動運転技術を手掛ける中国のスタートアップ企業、文遠知行(ウィーライド・エーアイ)は10日、中国国内で初となるドライバーが不要な完全自動運転車の試験を開始したと発表した。
広州市から許可を得て、市内の指定地域の公道で8日から試験走行を行っている。
同社には仏ルノー (PA:RENA)、日産自動車 (T:7201)、三菱自動車 (T:7211)の3社連合が出資している。
中国では、トヨタ自動車 (T:7203)が出資する小馬智行(ポニー・エーアイ)や、百度(バイドゥ) (O:BIDU)、滴滴出行(ディディ・チューシン)なども自動運転車の試験を実施しているが、いずれも不測の事態に備え、1─2人体制での有人走行となっている。
ウィーライドは、必要に応じて自動車を制御するため、リモートセンターを活用するという。
米国ではアルファベット (O:GOOGL)傘下のウェイモが無人で自動運転車の試験を行っているほか、スタートアップのニューロも、カリフォルニア州で無人自動運転車の小規模な試験が認められた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200710T060243+0000