[ストックホルム 17日 ロイター] - スウェーデンのボルボ (ST:VOLVb)が発表した第2・四半期決算は、調整後の営業利益が予想を上回った。新型コロナウイルスの流行で停止していた生産が再開した。
ただ、当面は新型コロナの流行が需要の重しになる見通しという。
第2・四半期のトラックの受注は前年同期比45%減。期末に向けて受注が回復した。
マーティン・ルンドステッド最高経営責任者(CEO)は「各国の経済活動の再開で、車両の稼働率と受注の回復が始まった」と表明。ただ「今後の経済動向と当社製品の需要動向は依然としてかなり不透明だ」と述べた。
第2・四半期の営業利益は、調整後で32億7000万スウェーデンクローナ(3億6000万ドル)。前年同期は151億クローナ。リフィニティブがまとめた市場予想は1700万クローナだった。
ボルボ株は3.5%値上がりしている。
6月の受注は前年比5%減。4月は90%減だった。
新型コロナの影響で事業計画にも遅れが出ている。 いすゞ自動車 (T:7202)の戦略的提携は、手続きの完了が2020年末から2021年上半期にずれ込む見通しという。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200717T082001+0000