[ソウル 21日 ロイター] - 韓国鉄鋼大手ポスコ (KS:005490)が21日発表した第2・四半期決算は、新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込み、営業利益が84.3%縮小した。
同社は、需要は第3・四半期に回復すると見込んでいるものの、2020年の売上高予想を4月に示した57兆5000億ウォンから55兆4000億ウォン(462億4000万ドル)に下方修正した。
第2・四半期の連結営業利益は1680億ウォン。前年同期は1兆1000億ウォンだった。リフィニティブがまとめたアナリスト14人の予想平均は2910億ウォンだった。
売上高は15.9%減の13兆7000億ウォン。純利益は84.6%減の1050億ウォンだった。
新型コロナ対策のロックダウン(都市封鎖)の影響で、自動車メーカーや建設会社などの鉄鋼需要は低迷。世界鉄鋼協会は先月、世界の鉄鋼需要は今年、6.4%減少するとの見通しを示した。