[23日 ロイター] - 中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟最高財務責任者(CFO)の弁護団が、同氏の米国への身柄引き渡し手続きの停止をカナダの裁判所に求めたことが分かった。
23日に公表された文書によると、弁護団は停止要請の理由として、トランプ米大統領や同政権幹部が司法手続きの公正性を損ねていると主張。孟氏を「貿易摩擦の交渉材料」に利用しようという意図があると指摘した。
孟氏は2018年12月にカナダのバンクーバー国際空港で、米国の要請により逮捕された。
米当局は、ファーウェイのイランとの取り引きについて孟氏がHSBC (L:HSBA)に虚偽の説明をしたとして、銀行詐欺などの罪で同氏を起訴している。