インティメート・マージャー (T:7072)は14日、2020年9月期第3四半期(19年10月-20年6月)連結決算を発表した。
売上高が15.54億円、営業利益が0.41億円、経常利益が0.29億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.13億円となった。
なお、2020年9月期第2四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率は記載していない。
国内広告配信事業において、景気鈍化による旅行業界やエンターテインメント業界等を中心とする特定業種の広告費抑制が一部継続しているものの、一部の業界では5月の緊急事態宣言解除後に受注の回復が見られた。
一方で、成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」については、ASP事業者との連携強化を背景に、案件数が増加傾向となったことに加え、案件ポートフォリオが多岐に渡るため、成果の獲得し易い業界を重点的に推進することで、引き続き順調に売上が伸長した。
このような経営環境のもと、将来的な収益力の強化を目的として、広告アカウントの自動最適化サービス「Data Driven RPA」や、3rd Party Dataを始めとしたさまざまなデータを正しく利活用できるメディア向けのデータ利用同意管理プラットフォーム「IM-CMP」の提供を開始する等、今後のデータ活用市場の変化に合わせた機能強化及び拡充に努めた。
また、連結子会社のクレジットスコアにおいて受注を開始する等、新市場に向けたサービス展開が進んでいる。
2020年9月期通期の連結業績予想については、売上高が19.69億円、営業利益が0.03億円、経常損失が0.23億円、親会社株主に帰属する当期純損失が0.24億円とする、直近に公表された予想を据え置いている。