日経平均は小幅続落。
17日の米国市場ではNYダウが86ドル安と反落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は過去最高値を更新した。
米国株が高安まちまちだったことを受けて本日の日経平均は1円高と小動きでスタートしたが、円相場の上昇とともに弱含み、前場中ごろには22948.89円(前日比147.86円安)まで下落する場面があった。
前日同様、売買低調ななかで米中対立などを懸念した売りが散発的に出たようだ。
ただ、後場に入ると日銀の上場投資信託(ETF)買い観測が広がって下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比45.67円安の23051.08円となった。
東証1部の売買高は9億7425万株、売買代金は1兆7717億円だった。
業種別では、鉱業、空運業、鉄鋼が下落率上位だった。
一方、その他製品、小売業、食料品が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の52%、対して値上がり銘柄は44%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、三菱UFJ (T:8306)、村田製 (T:6981)、三井住友 (T:8316)などがさえない。
ファーストリテ (T:9983)は小幅な下げにとどまったものの、キヤノン (T:7751)などは2%超下落した。
バリュー(割安)株の軟調ぶりがやや目立ったが、ハイテク株の一角にも米中対立を懸念した売りが出た。
また、筆頭株主の株式譲渡を発表したグレイス (T:6541)や今期赤字見通しのビジョン (T:9416)は東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、任天堂 (T:7974)が2%超の上昇で年初来高値更新。
エムスリー (T:2413)に至っては3%を超える上昇で実質的な上場来高値を更新した。
東エレク (T:8035)やレーザーテック (T:6920)は米半導体株高を受けて買われ、米アマゾン系との提携拡大を発表したトヨタ自 (T:7203)は小幅ながら上昇。
また、オイシックス (T:3182)が商いを伴って急伸し、連日のストップ高を付けた。