日経平均は小幅反発。
20日の米国市場でNYダウは4日ぶりに反発し、46ドル高となった。
軟調な経済指標が嫌気されて売りが先行したものの、ハイテク株に幅広く買いが入り上昇へ転じた。
ナスダック総合指数は2日ぶりに過去最高値を更新。
本日の日経平均は米株高を好感して142円高からスタートすると、朝方には23135.43円(前日比254.81円高)まで上昇する場面があった。
ただ、週末とあって一段の上値追いの動きは乏しく、為替相場の円高進行や米中対立への懸念も重しとなって伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前日比39.68円高の22920.30円となった。
東証1部の売買高は9億1028万株、売買代金は1兆6777億円だった。
業種別では、その他製品、空運業、鉄鋼が上昇率上位だった。
一方、石油・石炭製品、海運業、銀行業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は33%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)、エムスリー (T:2413)、ZHD (T:4689)といった「ウィズコロナ」下での期待が根強いグロース(成長)株の上げが目立った。
エムスリーは4%超の上昇で実質的な上場来高値を更新。
日経平均への寄与が大きい東エレク (T:8035)やファーストリテ (T:9983)といった値がさ株もしっかり。
業績上方修正を発表した西松屋チェ (T:7545)や中国向け鋼材輸出が報じられた東製鉄 (T:5423)は買いが先行し、海外企業による買収が伝わった日ペHD (T:4612)は6%超上昇した。
また、藤久 (T:9966)は買い気配のままストップ高比例配分となった。
一方、ソニー (T:6758)やキーエンス (T:6861)といったハイテク株の一角がさえない。
ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)は小幅に下落。
また、決算が嫌気されたグリー (T:3632)は急落し、タケエイ {{|0:}}などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。