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PCNET Research Memo(6):積極投資を緩めることなく事業規模拡大を進める計画、事業間の相乗効果も拡大

発行済 2020-09-01 09:06
更新済 2020-09-01 09:21
© Reuters.  PCNET Research Memo(6):積極投資を緩めることなく事業規模拡大を進める計画、事業間の相乗効果も拡大
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■今後の見通し1. 2021年5月期の連結業績予想パシフィックネット (T:3021)の2021年5月期の連結業績予想は、売上高5,000百万円(前期比9.5%増)、営業利益500百万円(同20.8%増)、経常利益500百万円(同22.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益330百万円(同14.0%増)としており、中期経営計画「SHIFT 2021」において最終年度に計画している数値に変更はない。

なお、コロナの影響による不確実性を考慮し、業績予想については、通期の連結業績予想のみとしている。

中期経営計画の第1年度(2019年5月期)、第2年度(2020年5月期)のいずれも会社計画を上回っての着地となるなど、同社が進めるITサブスクリプション事業の拡大を最重要課題とした構造改革が計画どおりに進捗していることが明確に表れている。

中期計画の3年目である2021年5月期においても、将来収益の拡大、持続的成長の基盤、環境変化への耐性強化に向けた積極投資を緩めることなく事業規模拡大進める計画である。

また、コロナ禍におけるニューノーマル浸透によって、テレワーク用PC、通信、クラウドサービスは拡大するとみられ、事業環境へは追い風になるだろう。

また、事業規模拡大を進めることによるメリットとしては、PCのサブスクリプション契約終了後のレンタルアップ品は、優良な中古PCとして、ITAD事業で販売を行うため、ITAD事業の収益拡大にもつながるといった相乗効果の拡大も見込まれている。

2. 中長期の成長戦略中期経営計画「SHIFT 2021」の最重要戦略とされるフローからストック中心への収益構造改革に向けて、ITサブスクリプション事業は事業規模拡大へ向けた戦略投資、ITAD事業は規模よりも収益性重視の案件選別や生産性向上策を進めている。

前述のとおり、2019年5月期、2020年5月期における業績進捗から見ても中期経営計画の達成確度は大きいだろう。

売上高・各利益いずれも計画を上回る着地に見えるように会社側の計画は保守的に映りそうだが、やはり同社が最重要戦略として推し進めるストック中心への収益構造改革の成果が発現していることだろう。

加えて、コロナ禍における同社サービスへの需要ニーズが高まっていることも成長力が強まる一因になっているようである。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

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