本日のマザーズ市場では、直近IPO(新規株式公開)銘柄を中心に利益確定の売りが出る一方、IT関連株などに買いが入った。
マザーズ指数は寄り付き直後にこの日の高値を付けると、朝方一転してマイナスに転じる場面もあったが、その後はしっかりした値動きだった。
日米株高を受けてマザーズ市場でも投資家心理が上向いたとみられる。
なお、マザーズ指数は続伸、連日で年初来高値を更新した。
2018年2月以来の高値水準となる。
売買代金は概算で2475.31億円。
騰落数は、値上がり218銘柄、値下がり101銘柄、変わらず9銘柄となった。
個別では、時価総額上位のBASE (T:4477)が5%を超える上昇となり、連日で上場来高値を更新した。
社会のデジタル化進展による追い風期待が一段と高まったようだ。
売買代金上位では日本情報C (T:4054)やギフティ (T:4449)が上昇し、直近上場のアクシス (T:4012)は大幅続伸。
クラウドPOSレジの登録店舗数増加が好感されたスマレジ (T:4431)も急伸した。
また、アーキテクツSJ (T:6085)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、直近IPO銘柄でもヘッドウォーター (T:4011)は買い一巡後売りに押され、rakumo (T:4060)やIne (T:4933)、トヨクモ (T:4058)は急落。
時価総額上位ではフリー (T:4478)などが軟調で、下落率上位にはOTS (T:4564)や前述の直近IPO銘柄が顔を出した。
なお、上場3日目のタスキ (T:2987)は公開価格の約7.6倍となる初値を付けた。
その後も買いを集め、ストップ高水準で本日の取引を終えている。