■会社概要1. 会社概要フリービット (T:2159)は、インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)へのインフラ提供やMVNEとしてのMVNOへの参入支援、バーチャルデータセンターを中心とするクラウドインフラの提供、インターネット・サービスにおけるコンサルティング、ソリューションなど様々なサービスを、主に法人向けに提供するまた、グループ会社を通じて、個人向けのISPやMVNOサービス、Webマーケティングサービス、集合住宅向けのインターネット関連サービスなどの事業を手掛けるグループには、ギガプライズ (T:6770)、フルスピード、(株)ドリーム・トレイン・インターネット(完全子会社)、(株)フォーイット(フルスピードの完全子会社)、フリービットEPARKヘルスケア(子会社)、トーンモバイル(株)(持分法適用関連会社)、アルクなど多数の企業が含まれる2. 沿革同社(前身は株式会社フリービット・ドットコム)は2000年に東京都渋谷区で設立されたISP(インターネット接続事業者)向けサービスを中心に成長し、2007年に東証マザーズに上場上場を契機に、M&Aによる事業領域の拡大を加速化している同年に個人向けISPを手掛けるドリーム・トレイン・インターネットを、2009年にはギガプライズを連結子会社化2010年にはインターネット広告代理店のフルスピードの連結子会社化に伴い、同社子会社のアフィリエイト広告事業のフォーイット、ITプラットフォーム事業の(株)ベッコアメ・インターネットなども連結子会社とし、企業理念「Being The NET Frontier!~Internetをひろげ、社会に貢献する~」のもと、事業領域を拡大している2011年にはMVNE/MVNO事業に参入し、モバイル事業領域でも成長を加速日本におけるMVNO業界発展に貢献した2016年には東証1部に昇格し、M&Aを足掛かりにヘルステック事業に進出2018年には語学教育サービスを提供するアルクを完全子会社化し、エドテック事業に進出した2019年7月にはアルプスアルパイン
と「シームレスカーライフ」実現に向けた包括的提携を行っている2020年5月には同社の創業者である石田宏樹氏が代表取締役として復帰し、構造改革に着手2020年9月にはフリービットEPARKヘルスケア及びアルクの株式譲渡(非連結化)を決議した3. 事業内容2021年4月期第1四半期のセグメント別売上構成は、インフラテック事業29.8%、不動産テック事業25.4%、アドテク事業29.5%、ヘルステック事業8.6%、エドテック事業6.7%である主力の3事業で全体の84.6%を占める(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)