イード (T:6038)は23日、ジゴワッツと共同開発の「バーチャルキー」が、福井県嶺南地域を中心に展開する「スマートエネルギーエリア」プロジェクトの「EVによるVPP(仮想発電所)およびカーシェア実証事業」のスマートロックとして利用開始したと発表。
「バーチャルキー」は、自動車の鍵をスマートフォンに置き換えるスマートロックシステム。
ジゴワッツの認証基盤技術「JigoAuth」を利用した認証サーバ、スマートフォンアプリ、専用車載器により構成される。
解錠・施錠のみならず、プッシュスタートボタンの有効化・無効化操作が可能である。
既存アプリに鍵の操作機能を直接組み込むAPIや、車の管理システム等から一時的なスペアキーを発行することができるアプリ開発不要のAPIを用意しているため、車を利用する既存サービスを低コストにオンライン化することができ、非対面での鍵の受け渡しが実現できる。
「バーチャルキー」はこれまでも、スマートバリュー (T:9417)、NTTル・パルク、九州電力 (T:9508) IDOM (T:7599)、奈良先端科学技術大学院大学で利用実績があるが、地方自治体との取り組みは今回が初となる。
同社は今後も地域の車両やエネルギーの有効活用に寄与していく考え。