[北京 13日 ロイター] - ドイツの自動車大手ダイムラーと、中国の同業、北汽福田汽車 (SS:600166)は、メルセデスベンツの大型トラック「アクトロス」を中国で初めて生産するため、27億5000万元(4億1532万ドル)を投資する計画。
両社は商用車分野で提携している。合弁事業である北京福田ダイムラー汽車の北京工場を改装して、生産ラインを追加する。アクトロスの生産能力は年間5万台となる予定。
合弁会社のウェブサイトに掲載された建設資料で明らかになった。
関係筋によると、来年から工場の改装に着手する計画。
北汽福田汽車はコメントを控えている。ダイムラーのコメントは取れていない。
現在、中国で販売されているメルセデスベンツのトラックはすべて輸入車。同合弁事業が国内生産しているトラック「欧曼」より価格が大幅に高い。
欧曼は、ダイムラーの技術が利用されており、1-10月の販売は前年同期比55%増の11万1788台だった。
1-10月の中国のトラック販売は24%増の387万台。政府のインフラ投資や排ガス規制強化に対応するための買い替えが追い風となっているが、市場ではおおむね国内メーカーが高いシェアを維持している。