ＡＤワークスグループ (T:2982)は12日、2020年12月期第2四半期（20年4月-9月）連結決算を発表した。
売上高は110.69億円、営業利益は2.45億円、経常利益は0.87億円、税前利益が0.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.33億円となった。
なお、同社は2020年4月1日に単独株式移転の方法により設立されたため、対前年同期増減率の記載は行っていない。
収益不動産販売事業の第2四半期累計の売上高は90.20億円、同EBITDAは5.38億円、同営業利益は5.36億円となった。
2020年12月期第1四半期3カ月間における同社グループの主要事業である収益不動産販売事業は新型コロナウイルス感染拡大の影響で大幅な落ち込みとなり、売上高は13.00億円、営業利益は0.11億円であったが、7月から9月の3カ月間においては、不透明な市況ながら同社グループの商品企画力、販売力が奏功し、売上高は77.2億円、営業利益は5.25億円となり、感染拡大以前の水準に近い成果を上げた。
結果として全体の業績に対して、第1四半期の赤字を補って、さらに黒字転換に貢献することとなった。
ストック型フィービジネスの売上高は21.51億円、EBITDAは4.32億円、営業利益は3.79億円となった。
2019年12月期にグループ会社化した澄川工務店の業績が寄与し、売上高は前年同期を2.93億円上回った。
営業利益は人員増加等の要因で前年同期を0.13億円下回った。
同事業と相関性の高い収益不動産の期中平均残高は、2019年12月期からの大型物件の積極的取得が寄与し、前年同期の213.26億円に対し2020年12月期第2四半期は246.87億円と増加した。
2020年12月期の連結業績計画について、同社グループでは、当年度の経営目標を「業績計画」として開示している。
売上高は160.00億円、EBITDAは6.80億円、経常利益は4.00億円、税金等調整前当期純利益は4.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2.55億円としている。