本日のマザーズ市場では、「ウィズコロナ」関連株物色を支えにマザーズ指数は小高く引けた。
国内外での新型コロナウイルス感染拡大が嫌気され、株式市場全体ではこのところ上昇していた景気敏感株や半導体関連株に利益確定の売りが出た。
マザーズ市場でも直近の急落で株式需給が悪化した銘柄を中心に売りが続き、マザーズ指数は小安く推移する場面が多かった。
ただ、コロナ渦中も堅調な業績が見込める主力IT株には買いが入り、マザーズ指数を下支えした。
なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で2237.83億円。
騰落数は、値上がり121銘柄、値下がり194銘柄、変わらず15銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ (T:4385)、ラクス (T:3923)、フリー (T:4478)がしっかり。
売買代金上位ではJTOWER (T:4485)やカラダノート (T:4014)が買い優勢で、ティアンドエス (T:4055)やギフティ (T:4449)、メドレー (T:4480)の上げが目立った。
個別材料が見られた銘柄ではNexTone (T:7094)が急伸し、グローバルW (T:3936)は上昇率トップとなった。
一方、アンジェス (T:4563)やサイバーダイン (T:7779)はやや売り優勢。
直近で高値警戒感から値を崩していたAIinside (T:4488)やJIG−SAW (T:3914)は再び売りが出て、下落率上位に並んだ。
なお、本日マザーズに新規上場したアララ (T:4015)は買い気配のまま初値が付かなかった。