本日のマザーズ市場は、売り買い交錯でもみ合う展開となった。
株式市場全体としては3連休を前に積極的な売買を手控えるムードが強かった。
一方、マザーズ市場では利益確定の売りが出るとともに、東証1部の主力株を避けた投資資金が成長期待の根強いIT関連株や個別材料株に向かった。
なお、マザーズ指数は3日ぶり小幅反落、売買代金は概算で2098.84億円。
騰落数は、値上がり205銘柄、値下がり115銘柄、変わらず10銘柄となった。
個別では、時価総額トップのメルカリ (T:4385)が軟調。
AIinside (T:4488)は戻りが鈍く続落し、BASE (T:4477)やアンジェス (T:4563)は下げが目立った。
また、前日にかけて大きく上昇していたティアンドエス (T:4055)は利益確定売りがかさみ、下落率トップとなった。
一方、時価総額上位のフリー (T:4478)、ラクス (T:3923)、JMDC (T:4483)は堅調。
SOSEI (T:4565)は新型コロナウイルスの研究成果が好感されて8%超上昇した。
また、GMO−FG (T:4051)やRetty (T:7356)は海外機関投資家の株式保有観測を受けて急伸し、上昇率上位に並んだ。
なお、アララ (T:4015)は上場2日目の本日、売り気配からのスタートとなったものの、公開価格の2.2倍となる初値を付けた。