本日のマザーズ市場では、押し目買い優勢となった。
前日の米国市場で景気敏感株の売りによりNYダウが反落し、本日の東京市場でも日経平均は3日続落。
ただ、米ハイテク株高の流れを引き継いでエムスリー (T:2413)などの主力グロース(成長)株が反発し、新興ハイテク株中心のマザーズ市場にも追い風となった。
一方、マザーズ売買代金は連日で1500億円台とやや低迷。
12月の新規株式公開(IPO)に係るブックビルディング中であり、個人投資家の売買減少につながっているとみられる。
なお、マザーズ指数は4日ぶり反発、売買代金は概算で1510.03億円。
騰落数は、値上がり197銘柄、値下がり120銘柄、変わらず13銘柄となった。
個別では、時価総額トップのメルカリ (T:4385)、売買代金上位のBASE (T:4477)、アンジェス (T:4563)、JTOWER (T:4485)などが上昇。
株式分割実施を発表したBUYSELL (T:7685)などは急伸し、タメニー (T:6181)は「政府がAI(人工知能)を活用した自治体の婚活支援を後押し」という報道を受けてストップ高水準まで買われた。
一方、時価総額上位のフリー (T:4478)やJMDC (T:4483)、売買代金トップのエヌ・ピー・シー (T:6255)などはさえない。
ニューラル (T:4056)やサンバイオ (T:4592)は下げが目立ち、JMC (T:5704)などが下落率上位に顔を出した。