[1日 ロイター] - 米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは1日、欧州連合(EU)への新型コロナウイルスワクチン供給を今月下旬以降に拡大できるよう取り組んでおり、納期の順守に向け順調に進んでいるという見方を示した。
ビオンテックは、ベルギーのプールスにあるファイザーの工場で生産工程の変更に成功し、EUへのワクチン供給が従来の予定に戻ったと表明。また、ドイツのマールブルグにあるビオンテックの工場も、欧州医薬品庁(EMA)の承認を得るため月内に製造を開始できるとした。
欧州の製造網は拡大を続けており、製造パートナーの数は昨年12月時点での3社から現在は13社になっているとした。
ファイザーとビオンテックは今年20億回分のワクチン生産を目指している。