[ジュネーブ 10日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は10日、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、最終段階の審査が進められており、2月半ばまでに緊急使用が承認される可能性があると明らかにした。
WHOの米州事務局である汎米保健機構(PAHO)の高官も、早ければ12日にも承認される可能性があるとの認識を示した。
WHOの独立諮問委員会は10日、アストラゼネカ製ワクチンが安全かつ有効で効果がリスクを上回るとし、緊急使用を承認するようWHOに提言。約8─12週間の間隔で2回の接種を行うべきとし、すでに新型コロナに感染した人も2回の接種を受けるよう奨励した。65歳以上の接種についても効果がリスクを上回るとの認識を示した。
さらに、南アフリカで広がった新型コロナ変異株に対しては、効果が弱まるとの研究結果が出ているものの、南ア型が流行している地域でも同ワクチンの使用を奨励するとした。
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