[北京 19日 ロイター] - 中国の自動運転スタートアップ、モメンタは19日、上海汽車集団(SAICモーター)、トヨタ自動車、独自動車部品メーカーのボッシュなどから5億ドル調達したと明らかにした。
このほか独ダイムラー、シンガポールの政府系ファンドのテマセク、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)などが出資した。
モメンタは、米マイクロソフトの幹部だった曹旭東最高経営責任者(CEO)が創業。北京市と江蘇省蘇州市で自動運転車の走行試験を実施している。独シュツットガルトに研究開発拠点を持つ。
モメンタは、自動車メーカーと協力して自動運転機能を持つ量産車を開発中。リアルタイムの走行データを収集し、完全自動運転車の開発につなげようとしている。
トヨタは昨年、中国での自動運転車向け高精度地図(HDマップ)プラットフォーム開発でモメンタと提携した。