[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツ連邦カルテル庁は18日、米アマゾンが市場での優位な立場を不当に利用しているかどうかについて新たな調査に着手したと発表した。
連邦カルテル庁は声明で「最初に、アマゾンが卓越した存在であり、市場を越えて大きな競争力を有するかどうかを見る」と述べた。こうした存在であると判断した場合、デジタル企業の新規制により、早い段階で競争を妨げるような行為を禁止することができるとした。
デジタル企業に対する競争制限禁止法の改定が今年発効したことで、連邦カルテル庁が企業の支配的な地位の乱用行為を特定して禁止する権限が強化された。
連邦カルテル庁は既に、アマゾンの価格統制の仕組みや、アマゾンに出店する第三者との関係に関する調査を始めている。
アマゾンの広報担当者は進行中の調査についてコメントできないとした。