ベアードとシティの金融アナリストが、人工知能（AI）メモリー・チップに特化した同社の目標株価をそれぞれ引き上げたことで、マイクロン（MU）の株価は月曜日の市場開始前に上昇した。
今回の調整は、26日に発表されるマイクロンの2024年度第4四半期の財務報告を見越して行われた。
MU株を好感度の高いオプションとして推奨するシティは、同社が市場予想を上回る決算と将来予測を発表すると予想している。この背景には、DRAM（ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー）市場の好調なトレンドと、マイクロンのAIメモリー分野への関与の拡大がある。
アナリストは「当社は業績予想と目標株価を150ドルから175ドルに引き上げ、マイクロンがAIに関与していることから、過去の平均価格帯に比べ高い価値を維持すると予想している」と述べた。
同金融機関は、マイクロンがAIに特化した高帯域幅メモリー（HBM）から2024暦年に7億ドルの収益を上げ、この数字は2025年には30億ドルに上昇すると予測している。
これと並行して、ベアードのアナリストはMU株の目標株価を150ドルから172ドルに引き上げ、DRAM価格が堅調に推移していることから「大幅な成長機会が見込まれる」と指摘している。
「HBMは、NANDフラッシュメモリの初期段階と同様の成長軌道を示しており、データストレージ容量の成長率も同等で、高い利益率が期待できる。短期的には、メモリの価格動向は堅調で、今年中にさらなる価格上昇が見込まれる」と投資会社は報告している。
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