[17日 ロイター] - 豪石油・ガス会社サントスは、中間配当を昨年の1株当たり2.1セントから2倍以上の5.5セントに増額した。マッコーリーの予想の5セントを上回った。
新型コロナウイルス感染抑制のためのロックダウン(都市封鎖)解除に伴う経済再開で、石油とガスの需要が押し上げられ、基礎的利益が50%増加した。
上半期には鉱工業がコロナ禍から回復して原油価格が40%上昇するとともに、北半球で猛暑によるエアコン稼働から電力需要が増加して天然ガス価格が数年来最高水準に上昇した。
サントスは今月、同業のオイル・サーチを62億ドルで買収することに同意、世界で上位20位に入る石油・ガス会社が誕生した。
サントスのケビン・ギャラハー最高経営責任者(CEO)は、買収に向けた同社のデューディリジェンス(資産査定)は順調に進んでおり、数週間以内に契約に調印するのを楽しみにしていると述べた。
上半期のサントスの基礎的利益は3億1700万ドル、昨年は2億1200万ドルだった。