[東京 17日 ロイター] - 三菱電機は17日、同社の受配電システム製作所(香川県丸亀市)が製造するガス絶縁開閉装置(72/84KVキュービクル形)について、取引先から求められていた規格に準拠した受入試験の一部を省略、または異なる要領で実施し、試験成績書へ不適切な記載をしていたことが判明したと発表した。
社内調査の結果、7月28日に判明したもので、その後製品の出荷を停止し、現在、全試験項目を適正に実施した製品のみ出荷しているという。これまでに出荷した製品に関しては不適切検査に起因する事故は起きておらず、取引先に対しては、必要に応じて特別点検を行う。
今後は、三菱電機の品質問題を受けて7月に設置済みの調査委員会が引き継いで調査を進めるとしている。