[ワシントン 17日 ロイター] - 米政府は17日夜、新型コロナウイルスの感染リスクを抑制するため、公共交通機関内などでのマスク着用義務を来年1月18日まで継続する方針であることを認めた。ロイターは同計画を関係筋の話として報じていた。
米運輸保安局(TSA)の報道官はマスク着用義務の延長方針を確認し、「公共交通機関における新型コロナウイルスの拡散を最小限に抑えることが目的だ」と述べた。
複数の関係筋によると、TSAと米疾病対策センター(CDC)は17日の電話会議で、マスク着用義務の継続を米航空大手に伝えたという。
航空機や船舶内のほか、電車やバス、タクシーの車内、空港や地下鉄などでのマスク着用を義務付けるルールの実施期間はこれまで9月13日までとされていた。
米客室乗務員組合(AFA─CWA)のサラ・ネルソン会長は、TSAのマスク着用義務延長は「乗客と航空従事者の安全を守るために非常に役立つ」と述べた。