[クアラルンプール 20日 ロイター] - マレーシアのアブドラ国王は20日、ムヒディン前連立政権で副首相を務めたイスマイルサブリ・ヤーコブ氏を新首相に任命した。
汚職問題により2018年の総選挙で敗北した統一マレー国民組織(UMNO)が政権中枢に返り咲くことになる。
王宮が発表した声明によると、定数222議席の下院で半数をわずかに上回る114人の議員がイスマイルサブリ氏を支持した。
声明は「議員が政治的主張を脇に置いて政治危機を直ちに終わらせることを国王は望んでいる。このような時期に国民が終わりのない政治危機による負担を負うべきではない」とした。
アブドラ国王は次の首相について、議会で信任投票を行い、過半数の支持を得ていることを示す必要があるとの考えを示していた。