[オスロ 23日 ロイター] - 環境団体「エクスティンクション・リベリオン(XR)」が23日、ノルウェーの石油産業への抗議のため首都オスロでエネルギー省の受付を5時間以上にわたり占拠し、警察に排除された。
「石油禁止」を掲げた活動家の一部が受付を占拠、建物の外でも抗議を続けた。同団体による10日間の抗議行動の一環。
警察は建物内部を占拠していた活動家を中心に19人を逮捕、市内への道路を封鎖した29人も逮捕した。
ノルウェーのティナ・ブルー石油エネルギー相は、気候変動に対する懸念は共有するとしながらも、「民主主義的方法を放棄すれば気候変動との闘いには成功しない」との声明を発表した。
XRはロンドンでも2週間デモを行なうなど、欧州各国で抗議活動を行っている。ノルウェーの石油会社エクイノールの石油輸出施設でも抗議活動を行い、輸出が一時中断した。