［ミュンヘン ６日 ロイター］ - ドイツの高級車メーカー、ＢＭＷのニコラス・ペーター最高財務責任者（ＣＦＯ）は６日、来年の中国での販売台数増加を確信していると述べた。
高級車への需要の高まりのほか、新型コロナウイルス対策の移動制限で消費者の手元により多くの資金が残っていることを指摘した。
新型コロナの感染拡大後に開かれる最初の主要自動車ショーとなる、ミュンヘン国際自動車ショーの合間に述べた。
ここ数カ月、中国での自動車販売台数は、 洪水やコロナ感染拡大、半導体不足により減少が続いている。ただ、こうした傾向に反し、ＢＭＷの第２・四半期の中国販売台数は１２％増加した。
同ＣＦＯは「中国市場は過去１２カ月間のように急速には成長しないだろう。この１２カ月はコロナ後のキャッチアップ効果が現れた時期だからだ」としながらも、今後の成長を予想しているとした。