[ロンドン 13日 ロイター] - 英国の主任医務官(CMO)らは13日、全ての12─15歳に対する新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を推奨した。2回目の接種については国際的なデータが得られるまで待つ必要があるとし、少なくとも来年の春まで行わないよう推奨した。
推奨を行ったのはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの主任医務官。子どものワクチン接種を進めることで学校授業の中断が低減できると指摘。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの使用を推奨するとした。
英政府の諮問機関であるワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)は今月3日、若い世代を中心にまれな副反応として心筋炎の発症が報告されていることを受け、12─15歳に対する新型コロナワクチンの接種を推奨しない方針を示した。しかし米国やイスラエルのほか、一部欧州諸国で子どもに対する広範なウクチン接種が始まる中、英政府に対する圧力が高まっていた。