[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックが13日に発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は利益が予想を上回った。市場のボラティリティーが増大したことで預かり資産の増加は抑制されたものの、手数料収入の増加などが追い風になった。
調整後の純利益は前年同期比19%増の16億9000万ドル(1株当たり10.95ドル)。リフィニティブがまとめた1株利益のアナリスト予想平均は9.35ドルだった。
収入は16%増の50億5000万ドル。テクノロジーサービス収入は13%増の3億2000万ドル。パフォーマンス収入は3億4500万ドルと、ジェフリーズの予想(2億2000万ドル)を上回った。
第3・四半期末の預かり資産は9兆4600億ドル。一部アナリストは10兆ドルを超えると予想していた。前年同期の7兆8100億ドルから増加したものの、前四半期末時点と比べるとほぼ横ばいだった。