[ロンドン 28日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は28日、銀行と保険会社に対し、気候変動リスクに対応する資本バッファーを求めるか、検討を進めると表明した。
2022年に最新情報を公表するとしている。中銀の健全性監督機構(PRA)が声明で明らかにした。
中銀は、環境リスクの管理で進展が見られない金融機関の監督を強化する方針も示した。
中銀は2019年、銀行と保険会社に対し、気候変動リスクの管理方法を2021年末までにまとめ、情報を開示するよう指示した。
中銀は28日公表した報告書で、期待に沿う「具体的な進展」が見られているが、金融機関によって進展度合いが著しく異なると指摘。「2022年にかけて、PRAは(銀行と保険会社が)期待に沿えるよう積極的に監督していく」と表明した。