[東京 25日 ロイター] - 東京機械製作所は25日、新株予約権の無償割り当ての実行を中止すると発表した。アジア開発キャピタルが今後、大規模買い付け行為等を行わず、今年8月30日から6カ月以内に持ち株を32.72%以下まで減少させることを誓約したため。
アジア開発らがその誓約に違反したときは、新株予約権の無償割り当てと同等の対抗措置を講じる場合があるという。
東京機械株を巡ってはアジア開発が約40%の株を買い集め、東京機械がこれに対抗して買収防衛策を計画、10月の株主総会で発動が可決された。これを不服としてアジア開発が裁判所に差し止めを求めていたが、差し止めを認めなかった司法判断が確定していた。