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習主席にウイグル族「ジェノサイド」の責任、独立民衆法廷が認定

発行済 2021-12-10 12:33
更新済 2021-12-10 12:37
© Reuters.   英国人弁護士ジェフリー・ナイス氏が率いる独立民衆法廷「ウイグル法廷」は9日、中国・新疆ウイグル自治区でウイグル族やカザフ族に対するジェノサイド(民族大量虐殺)、人道に

[北京 10日 ロイター] - 英国人弁護士ジェフリー・ナイス氏が率いる独立民衆法廷「ウイグル法廷」は9日、中国・新疆ウイグル自治区でウイグル族やカザフ族に対するジェノサイド(民族大量虐殺)、人道に対する罪、拷問が行われているとし、同国の習近平国家主席に主要な責任があると認定したことを発表した。

ウイグル法廷は「中華人民共和国(PRC)は、新疆として知られる中国北西部のウイグル族、カザフ族、その他の少数民族に対し、ジェノサイド、人道に対する罪、拷問を犯した」と指摘。「ウイグル法廷は、習近平国家主席をはじめとするPRCおよびCCP(中国共産党)の高官が新疆での行為に対して主要な責任を負っていると確信している」と表明した。

( https://uyghurtribunal.com/wp-content/uploads/2021/12/Uyghur-Tribunal-Summary-Judgment-9th-Dec-21.pdf)

同法廷は制裁を科したり、強制的な力を及ぼしたりする権限を持たない。

亡命ウイグル族の代表組織である世界ウイグル会議(WUC、本拠ミュンヘン)は2020年6月、ナイス氏に対し、訴えを調査する独立法廷の設置を求めた。

WUCは法廷の判断を歓迎した。

一方、中国外務省は声明で、WUCは米国や西側の反中勢力の支配と資金提供を受けた分離主義組織だと指摘。「このいわゆる『裁判所』には法的資格も信頼性もない」とし、行われた証言は虚偽であり、最終的な判断は「少数のピエロが行った政治的茶番劇」と評した。

中国は新疆における人権侵害の訴えを強く否定している。

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