[北京 10日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)上海支店は10日、手頃な価格の住宅供給を支援するため、銀行に対し商品やサービスのイノベーションを促進するよう求めたとの声明を発表した。不動産開発会社には慎重な対応を求めたという。
人民銀行上海支店、中国銀行保険監督管理委員会、上海市の住宅・金融規制当局は10日、上海で共同会議を開催。銀行と不動産開発会社が出席した。
同支店は声明で「上海に移り住む市民や若年層の生活ニーズを満たす上で鍵を握るのが、手頃な価格の住宅供給だ。共同富裕を実現する効果的な手段になる」と表明した。
会議では、中国工商銀行、中国建設銀行、交通銀行などの銀行が、上海地産(集団)、瑞安房地産などの不動産開発会社と、手頃な価格の住宅供給を支援する戦略協定に調印した。