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注目すべき3つのトピック:卸売物価指数、コア卸売物価指数、アップル株

発行済 2021-12-14 05:46
© Reuters.
AAPL
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執筆:Dhirendra Tripathi

 

Investing.com -- 今週の米連邦準備制度理事会(FRB)の政策決定会合に向けて投資家が様子見姿勢をとるなか、英国でオミクロン株による初の死者が出たとの報道を受け、月曜日の株式市場は下落した。

 

FOMCは火曜日から2日間開催される。インフレ率が上昇する中で利上げに転じられるよう、FRBは債券購入プログラムの縮小ペースを加速することを検討するとみられている。

 

FRBのパウエル総裁は先月、米国議会の公聴会でタカ派への転換をほのめかししており、来年は2回~3回の利上げが実施されるのではないかという期待が高まっている。FRBはパンデミックの間、経済を下支えする目的で短期金利をゼロ近づけるゼロ金利政策をとっていた。

 

英国でオミクロン株の感染者による初めての死者が出たという報道を背景に、クリスマス休暇シーズンにも旅行規制やロックダウンが行われるのではないかという不安感から、旅行・レジャー関連企業の株価は下落圧力を受けている。

 

一方、オミクロン株の急速な感染拡大というネガティブな報道とは対照的に、特にブースターの接種によって免疫力が向上したという分析が出ており、ワクチンや抗体治療における研究は進展している模様だ。

 

今週は2日間にわたって開催されるFOMC会合およびその後に予想される来年の金利見通し関する声明の発表以外は、主だった経済指標および企業決算の発表は少ない。

 

火曜日の市場に影響を与える可能性のある3つのトピックは下記のとおりだ。

 

1. 卸売物価指数

 

商品やサービスが最終消費者に届く前のインフレの指標である米国の生産者物価または卸売物価指数は、11月に0.5%上昇した可能性が高く、10月の0.6%よりも若干冷え込んだ結果になるとみている。このデータは米国東部時間午前8時30分に発表される。

 

前年同月比では、10月の8.6%に対し、11月は9.2%の上昇となる見込みだ。

 

2. コア卸売物価指数

 

コア卸売物価指数は物価変動の激しい食料品やエネルギーなどを除いたサービスおよび商品の卸売物価を計測しているが、11月は0.4%と、10月と同じ上昇率で推移した。前年同月比では7.2%と10月の同6.8%よりも上昇幅が大きくなっている。

 

3. アップル株の動向

 

アップル社(NASDAQ:AAPL)の株価は月曜日に一時上昇し、軟調な市場の中で上場来高値を更新した。株価は月曜日に182.09ドルの最高値に触れ、時価総額は2.98兆ドルに達した。

 

時価総額ベースで同社はすでに世界で最も価値のある企業であり、時価総額が3兆ドルの大台に乗る最初の企業となる可能性もある。

 

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